2022年4月10日、プロ野球界に新たな歴史が刻まれました。「令和の怪物」と呼ばれる千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手が史上最年少で完全試合を達成したのです。この快挙に野球ファンだけでなく、日本中が興奮したのではないでしょうか。
いま大注目のロッテ・佐々木朗希投手、その生い立ちや経歴が気になりますよね。この記事では、【令和の怪物】佐々木朗希について調べてみました。
佐々木朗希 プロフィール
- 名前:佐々木朗希(ささきろうき)
- 生年月日:2001年11月3日(20歳)
- 身長:190㎝
- 体重:85kg
- 出身地:岩手県陸前高田市
- 所属チーム:千葉ロッテマリーンズ
- 背番号:17
佐々木朗希の経歴
2010年:陸前高田市立高田小3年の時に野球を始める。
2011年:3月11日東日本大震災で父親と祖父母を亡くす。
2011年:小学校4年生で隣市の大船渡市に移り住み大船渡市立猪川小学校に転校。少年野球団「猪川野球クラブ」に入部。
2014年:大船渡市立第一中学校に入学、軟式野球部に所属。
2016年:中学3年秋に「オール気仙」のメンバーで参加した大会で、自己最速141km/hをマーク
2017年:岩手県立大船渡高校に入学。1年夏の大会で公式戦デビュー。147km/hをマーク
2019年:高校日本代表候補の研修合宿の際に163km/hを計測。夏の県大会の決勝、対花巻東戦にて故障予防を理由に出場を回避、チームも敗退。
同年10月:ドラフト会議で4球団から1位指名され、千葉ロッテマリーンズへの入団が決まる。
2021年:プロ入り2年目でプロ初勝利。
2022年:3月27日の楽天戦で自己最速164km/をマーク。4月10日プロ野球新記録13者連続奪三振、史上最年少での完全試合を達成という偉業を成し遂げた。
千葉ロッテマリーンズと佐々木朗希の縁
野球人生の運命を決めるドラフト会議で、北海道日本ハムファイターズ、千葉ロッテマリーンズ、東北楽天イーグルス、埼玉西武ライオンズの4球団より1位指名を受け、抽選の結果、ロッテが交渉権を獲得、そして入団が決まった佐々木朗希投手ですが、実は千葉ロッテマリーンズとはずっと縁があったようです。
2013年、佐々木朗希投手が小学6年生の頃、ロッテの本拠地・千葉マリンスタジアム(現在のZOZOマリンスタジアム)で開かれた「リアスリーグ」という大会で、マリンスタジアムのマウンドに立っています。
「リアスリーグ」とは、震災で野球をする場を奪われた子供たちのために行われた大会で、その第一回の優勝チームが佐々木朗希投手が所属していた「猪川野球クラブ」でした。初めて立ったプロ野球の球場のマウンドで、9年後にその舞台で完全試合を達成するとは誰も予想できなかったことでしょう。深い縁があって千葉ロッテマリーンズに所属したのかもしれませんね。
完全試合の舞台裏
プロ野球界に新たな歴史を刻んだ佐々木朗希投手の完全試合、その舞台裏を撮影した動画が千葉ロッテマリーンズの公式YouTubeで公開されており、再生回数が89万回を超えるほど反響があります。
動画では、マーティン選手とハグしているシーンや、バッテリーを組んだ松川虎生捕手とお互いリスペクトし合う会話など、観ている側も改めて感動し、嬉しくなる内容です。
佐々木朗希投手が史上最年少での完全試合を達成したあの日、もう一つの記録が誕生していました。捕手を務めた松川虎生捕手は、2021年のドラフトで入団した選手で18歳。完全試合でルーキーが捕手を務めたのは、史上初の記録となりました。
佐々木朗希投手は松川捕手を信頼しており、バッテリーを組んだ当初は佐々木投手がリードしていましたが、今は配球を松川捕手に任せているようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか、この記事では「【令和の怪物】完全試合達成!ロッテ・佐々木朗希の生い立ちや経歴」についてまとめてみました。大震災での辛い経験を野球にぶつけ、頑張ってきた佐々木朗希投手。完全試合達成で更に注目され、子供たちの憧れの存在になったことは間違いないと思います。これからの野球界に今度はどんな歴史を刻んでくれるのか、今後の活躍を楽しみに応援していきたいと思います。