曙とイチローの高校生時代(愛工大名電)の繋がり。現在のプロ後の関係

大相撲の曙さんといえば、誰もが知る、元横綱で、引退後の格闘技での活躍も有名です。

 

また、曙さんは外国人選手として、日本の相撲界への道を開いただけでなく当時の絶対王者の若乃花の良きライバルとして有名でした。

 

そして、イチロー選手は、誰もが認める日本のスーパースター。

 

野球に興味ない人であっても、イチロー選手を知らないことはないでしょう。

 

アメリカでここまで道められた、日本人アスリートというのは珍しく、これからも、イチロー選手を目指すスポーツ選は多くいると思います。

 

そんなイチロー選手ですが、実は、大相撲の曙さんと、過去に接点があったのです!

 

それも、まだイチロー選手が、スターになる前の高校時代に・・・。

曙とイチローの高校生時代(愛工大名電)の繋がり

高校時代のイチロー選手は、愛知では天才打者として有名でしたが、全国的には無名の打者でした。

甲子園も出場してますが、そこまでインパクトある活躍はしていません。

 

事実、イチロー選手は、高校時代に自分のミスでチームの足を引っ張り、敗北し、涙した日もあったようです。

 

イチロー選手が、特に思い出に強く残っているのが、1991年の高校3年生の頃の話です。

 

イチロー選手が、自分のスクイズの失敗が原因で、チームが敗北し、玄関先で涙していたとき、まさかのあの曙さんが同じ宿舎におり、
涙していた当時の丸坊主の高校球児のイチロー少年を見つけ、

 

「負けて覚える相撲かなという言葉があります。私も相撲で負けてがっかりする事はあるけど、勝ってばかりの人生など存在しないよ。」

 

と声をかけて励ましたというのです。

 

その言葉にイチロー少年は感動し、

 

「ありがとうございます、元気が出ました。」

 

とお礼し、その場を去ったそうです。

 

このことは、曙さんはあまり記憶になく、イチロー選手の方が強く覚えているようです。

イチローと曙の現在の関係

曙さんが励ました少年が、今のスター、イチロー選手だと知ることになるのは、それから何年も後のことだったようです。

 

イチロー選手がプロ野球選手になって、オリックスで活躍して、誰もが知るスター選手になった頃、曙さんとお会いできる場面があったそうです。

 

曙さんはイチロー選手に対して「はじめまして」と言いますが、その時にイチロー選手は「横綱、実は僕、横綱とは初めてではありません。」と言い、曙さんと困惑させたそうです。

 

 

そして続けて、

 

「数年前、温泉旅館の玄関先で、野球少年を励ました事はありませんでしたか?実は、あれは僕なんです。おかげさまでプロ野球選手になれました。」

 

と高校生時代に励ましたもらったことを、その時曙さんに話し、思い出させ、びっくりさせたのです。

 

さらにイチロー選手は続けて、

 

僕は横綱から励まされた言葉、今でも忘れません。ありがとうございました。」

 

と、当時の感謝の言葉を曙さんに伝えたようです。

 

まさか自分が励ました青年が、数年後にこんなスター選手になってたなんて、曙さんも信じられないでしょう・・・。

 

 

ちなみにこのエピソードのソースは、曙さんの書籍「大相撲のぶっちゃけ話」の中で書かれています。

 

一般的にはあまり有名ではない話ですが、曙ファンの間では有名です。

 

イチロー選手が引退しあとぐらいに、曙さんと対談することがあったら面白いですね!

 

その時には、互いに何を話すんでしょうか?

 

互いにその道のトップを極めたもの同士として、今度は対等な目線でのお話になるのか、もしくはイチロー選手も頭が上がらないのか・・・。

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