戦力外通告とは?期間はいつ?受けたあとの契約や仕事についても調査

毎年、プロ野球ではシーズン終了後に選手に来季の契約を結ばない旨を伝える”戦力外通告”という期間があります。戦力外通告が行われる期間や通告を受けた選手の進路について気になっている方もいるのではないでしょうか。

こちらの記事では、戦力外通告について解説しています。

戦力外通告とは?

戦力外通告とはチームの戦力構想から外れたことを選手に伝えることです。すぐに解雇という訳ではなく、解雇の予告になります。プロ野球では支配下登録できる選手が70人までと定められているのでドラフトや戦術の影響で戦力外通告を受ける選手が多いです。

戦力外通告の期間は?

戦力外通告は第一次、第二次と2回に分けて行われます。第一次戦力外通告は原則10月1日からセ・パ両方のレギュラーシーズン最終戦の翌日までです。

第二次戦力外通告はクライマックスシリーズ終了後の翌日から日本シリーズ終了の翌日までとなっています。ただし、日本シリーズに出場したチームは日本シリーズ終了の5日後までという猶予期間が設けられています。第二次戦力外通告はドラフト後に行われるのでファンが予想してなかった選手が戦力外通告を受けることもあるそうです。

戦力外通告を受けた後の契約はどうなる?

戦力外通告を受けた後は自由契約、もしくは育成契約になります。

自由契約

自由契約とは、どの球団とも契約を結ぶことが可能な状態であることを指します。自由契約選手は12月初めにNPBから名簿が公開されます。自由契約になった選手は全ての球団と契約を締結することが可能です。実績や実力がある選手は自由契約から移籍することもあります。

育成契約

育成契約は1軍公式戦に出場できない育成選手になることです。若い選手や大きな怪我をした選手は戦力外通告と同時に育成契約を打診されることがあります。育成契約は支配下登録とは異なり、人数制限がないので育成契約で移籍する選手もいます。

戦力外通告を受けた選手の進路

戦力外通告を受けた選手の進路は以下の通りです。

  • 他球団へ移籍
  • 独立リーグや社会人球団へ移籍
  • 引退

他球団へ移籍

一つ目は他球団への移籍です。実績がある選手や他球団から評価を受けた選手であるパターンになります。中にはトライアウトで実力が認められ、契約を結ぶ選手もいます。また、台湾などの海外球団へ移籍する人もいるそうです。

独立リーグや社会人球団へ移籍

二つ目は独立リーグや社会人球団へ移籍することです。独立リーグのチームや社会人球団からスカウトされ、NPB復帰を目指して移籍する選手もいます。戦力外通告を受けた選手で現役続行できている選手のほとんどは独立リーグか社会人チームへの移籍が多いです。

引退

三つ目は現役引退です。引退後の進路としては球団職員やスカウト、アカデミーコーチなど球団に残ることが多いと言われています。中には一般企業に就職したり、自分で事業を興す人もいるそうです。

まとめ

以上のように、こちらの記事ではプロ野球における戦力外通告についてまとめました!

戦力外通告は選手に来季の契約を結ばないことを伝えることを指し、期間は2回に分けられています。進路は現役続行する選手もいますが、引退を選ぶ選手もいるなど様々です。

戦力外通告はファンにとっては辛いですが、選手の選択を応援したいですね。

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